■自作HP作成 11日目
本日は【マットボード】を一部更新しました。
マットボードには紙質もあれば色々な質感のものがあります。
通常は白色のレギュラーマットと言われるものが一般的です。
マットボードを簡単に説明すると、厚さ2ミリ前後の厚紙に色紙を貼ったものです。
その貼った色紙によって色々な質感が再現若しくは表現できるのです。
只、一部例外的に厚紙自体に最初から染料を練り込んだマットボードも存在します。
このようなマットボードは作品の窓抜きをした際、断面が白では無く黒になります。
もちろん黒一辺倒では無く、練り込んだ厚紙の染料によって他の色彩も存在します。
今回掲載したマットボードは少々異色の存在です。
なぜならマットボードの基礎になる厚紙の部分がベニヤ合板なのです。
このベニヤ合板の上に布生地を被せて接着し、裏板に巻き込んだのが今回のマット。
なので結構手間が掛かっています。
また今回はさらにフレーム内側に木枠で作った2段マット仕様になっています。
この仕様は主に日本画(和額)や油画(油彩額)でよく使われるやりかたです。
2段マットそれぞれに【スェード調】の淡い布生地を貼る事で高級感を演出しています。
かなり手間がかかる仕様であり非常に凝ったものなので、制作には時間と高額な料金が必要です。
贅を尽くした仕様、それでも完成した作品には時間と費用をかけただけの価値があると思います。
本日は異色のマットボードのご紹介でした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
それではまた。