★ 本 日 の 額 装 ★

素敵な作品をご紹介

10月の【本日の額装品】

★ 阪神タイガース


★ 2024年10月16日

みなさん こんにちは。

本日は前日告知予定の『閻魔様』を変更して、
『阪神タイガース』
をお届けします。

と言いますのも、本日ご来店下さったお客様。
なんと遙々<大阪>からお越し下さいました。

お客様は、仲の良いご夫婦の勅使河原様です。

勅使河原と言うお名前で連想したのが京都?
それも御公家様のイメージが強くあります。

歴史好きの私にとっては憧れの名字です。
ちなみにテ・シ・ガ・ワ・ラと読みます。

こちらの勅使河原様。

ご本人曰く、京都の御公家様タイプでは無く、
【阪神タイガース命】生粋の難波っ子との事。

勅使河原様、これは大変失礼致しました。

しかし、
何故に現在大阪に住まわれているお客様が、
遠路はるばる当店までお越し下さったのか。
疑問が残ります。

その辺りをお客様にお尋ねした所、
「ホームページランキングを見てきました」
「大阪にもあるけれど評判が良かったので」
「今日はこれを額装してもらおうと思って」
との事でした。

んっ、ホームページランキング???

もしかして、

それって私が今HPにバナーを貼っている
例のコンテストのやつなのでは。。。

えっ、
それを見て遠路名古屋まで来て下さったの。

絶句・・・

嬉し過ぎます。

もう感謝の言葉しか浮かんできません。
勅使河原ご夫妻、本当に有難う御座います。

そんな私にとって神様のような勅使河原様。
本日のご用向きである額装したい作品とは?

いったい何を額装されたいのだろうか。。。

徐に大きなダンボール箱から取り出された
いくつかの細長い形をした物体!
それは昔懐かしい〔ペナント〕達でした。

みなさん、〔ペナント〕ってご存じですか?

お若い方の殆どはきっと知らないですよね。
昭和生まれの方であればたぶんご存じの筈。
その昔、修学旅行のおみやげの定番だった。
そう、あれです。あの〔ペナント〕です。

それも全て【阪神タイガース】のペナント。
数えてみたら全部で10点ほどありました。

お客様はこのペナントを宝物にされていて、
10点全てを額装状態にされたいのだとか。

長年にわたって自宅の押入れに入れたまま。
このまま放置してはカビや虫食いが心配に。
額に入れてしまえば埃や湿気からも防げる。
そこで評判の良い額縁店を探されたとの事。

敢えて地元大阪の額縁店に拘わる事をせず、
近畿・東海エリアでネット検索されました。

ホームページランキングをネット検索中に
当店のホームページを目にされたのだとか。

ホームページランキング ありがとう!!

お客様は当店のセンスを気に入って下さり、
「額装の仕様は全部お任せするので宜しく」
「仕上がりの報告を楽しみに待っています」

私「大船に乗った気で、私にお任せ下さい」
私「必ず完璧な額装品に仕上げてみせます」

といった具合でトントン拍子に進みました。
額装品の完成は約2~3週間後の予定です。

ひととおり額装関連の商談も成立しました。

その後暫く、
ご夫妻と楽しくお話していた時でした。

ご主人の方から、
「店にタイガースの商品は何かありますか」
とお尋ねがあったので、
私「さすがに名古屋なので置いて無いです」
私「ドラゴンズのユニフォーム額であれば」
私「。。。。」

ン、
確か額縁商品倉庫の中で眠っていたものが
1、2点あった様な気がするぞ。

私「ちょっと倉庫の中をみてきます」

数分後、

私「ありました」
私「何十年前の額縁か記憶が無いのですが」
私「岡田・掛布・バースの連続ホームラン」
私「確か優勝した年に作ったスポット商品」
私「新品状態で2点のみ倉庫にありました」
私「完全未開封の状態なので日焼けも無し」
私「こちらの商品について詳細は不明です」
私「もちろん、お売りする事は可能ですが」

お客様、
「買います、買います。是非譲って下さい」
「今日は大阪から来た甲斐がありましたよ」
「めちゃ嬉しいなぁ。本当にいいんですか」
「大きさも丁度いいし。お土産で帰ります」

大きさは約25×25センチの正方形。
細身の黒フレームにタイガースカラー。

偶然倉庫から見つけてきた1点をお買上げ。
もう1点は実店舗で販売する事にしました。

勅使河原様よりご注文頂いた〔ペナント額〕
完成は来月中頃になります。

本日は倉庫から偶然見つけ出したコチラ⇩












★ 拘りの刺繍オーダー額 2点目 ラスト



★2024年10月11日

皆様、こんにちは。

2点目の更新が遅れてしまってゴメンナサイ。

実店舗でのお客様のご注文に追われてしまい、
更新するのがこんな時間になってしまいした。
1日24時間ってあっと言う間に過ぎますね。

さて、
昨日に引続き<色紙額>の2点目ラストです。

昨日ご紹介したミニ色紙はお客様の手作りで、
作品寸法自体が既製品寸法に無かったのです。

しかしこちらの2点目は同じ方の手作りでも、
既製品サイズぴったりの色紙額がありました。

ですがお客様はそこを敢えて既製品では無く、
2つお揃いの拘りオーダー額にされたのです。

結果、
お客様が拘り抜いて選ばれた額装品がコチラ。

         ⇩




皆様、如何でしょうか。

とっても可愛らしい刺繍作品ですよね。

着物の色や柄を明るいものにされているので、
作品自体が華やいで見えます。

また、
お顔の表情も優しい感じで愛らしく感じます。

お客様の作品は2点共に手作りの刺繍なので、
作品そのものに10㎜程の厚みがあります。

それ故、今回のオーダー額制作にあたっては、
ガラスと作品の間に空間を開けて作りました。

掲載写真ではあまり空間が判別出来ませんが、
よく見て頂ければ作品前後左右の端のあたり、
陰影が出ているのでそれでお判りになるかと。

もし、

10㎜の空間をガラスとの間に取らない場合、
折角の刺繍作品が挟まれて潰れてしまいます。
作品が立体物の場合の空間造りは必須ですね。

この空間造りに伴う「よもやま話」
空間造りに必要な『スペーサー』『中サン』
等々の製作にまつわるお話など。
また別の機会に詳しく解説させて頂きますね。



ところでこちらの作品サイズ。

◆作品寸法:137㎜ × 121㎜

通常の色紙と比べると非常に小さいのですが、
元々がこのサイズで既製品の額縁があります。

例えばコチラ ⇩





皆様から向かって右が、【1/4色紙硯屏額】
皆様から向かって左は、【1/4色紙額】

と、言う名称になります。

※どちらの色紙額も実店舗で販売しています。


仮に、今回オーダー額にされなかった場合。

         ⇩


と言った感じになっていました。

改めて今回のオーダー色紙額、
こうやって比べてみて見ると、
コンパクトさが際立ちますね。

ちなみに、

通常の色紙額と3点一緒にに並べると、


        ⇩


こんな感じになります。


ひと口に <色紙額> と言っても、
この額種は結構奥が深いパートです。

既に廃業されてはいますが名古屋にも、
色紙専門に取扱う額縁店がありました。


今回ご紹介したお客様の<オーダー額>
今回ご紹介した既製品の<色紙額>
みなさま如何だったでしょうか。

当店では通常サイズの 色紙額 をはじめ、
【1/4色紙額】【色紙硯屏額】など、
豊富なバリエーションを取揃えています。

カラーも豊富にラインナップされており、

落着いた色合いのベージュやブラウン
現代の住宅にマッチしたパステルカラー

色紙額の形状も多種多様な既製品があり、
シンプルで余分な枠を排除したフレーム
も最近では人気の商品です。

勿論、

実店舗に来て頂ければアドバイスも無料!
是非一度、みなさま足をお運び下さいね。

それではまた次回に。







★ 拘りの刺繍オーダー額 1点目


★2024年10月10日

皆様、こんにちは。

朝夕はめっきり涼しくなってきましたね。

ですが涼しくなったと油断をしていると、
今日の様に日中やはり気温が上がります。

この時期は寒暖差が激しいので要注意です。
体調を崩さない様に皆様お気をつけ下さいね。

さて、

今回の『本日の額装』は<色紙額>2点です。
只、色紙額に入れる作品は『刺繍』なのです。

<刺繍額>は今まで何点かご紹介しています。
その多くは迫力のかなり大きな刺繍額でした。

しかし今回はその逆なのです。


ある夏の日の午後の事。

お店に一人のご婦人のが来店されました。
名古屋市内からお越し頂けたとの事でした。
とても朗らかで話上手のお客様なのでした。

お客様は、
徐にカバンの中から2点の作品を取り出され、

「これに合う額縁をもとめに来ました」
「お人様に差上げるつもりなので良い額縁で」
「落ち着いた感じで、より高級感があるもの」

と言うリクエストをされました。

2点の刺繍作品はなんとも可愛らしいもので、
手作り感が溢れる見事な出来栄えです。

早速2点の作品寸法を其々に測ってみました。

すると、
1点目は規格サイズで既製の額縁が見つかり、
2点目は規格サイズ外の大きさなのでした。

お客様に上記の旨をお伝えして額縁選びです。

1点目が既製品の額縁で収まる様だったので、
店内在庫とカタログで一通りご紹介しました。

しかし、
ご案内した額縁よりも更に高級感がある額縁
をご所望でしたので一気にオーダー額の方へ。

この流れがご満足頂ける結果となったのです。

オーダー額を手に取ってご覧になったお客様、

「このフレームなかなか良いわね」
「木の温かみがあって好みの茶色」
「内枠に金色が入っていて高級感もあるわね」

「そうだ、いっその事2点ともこれにするわ」
「差上げる方も、これならきっと喜ばれるわ」
「好みのいい額が見つかって本当に良かった」

で、急遽2点の額縁フレームが決定しました。



【わたくしの心の中の声】

>う~ん、
>既製品であれば凄くお安く済むのになぁ。
>差上げるのであれば既製品で良いのになぁ。
>もし自分だったら迷わず既製品なのになぁ。


しかしこちらのお客様は。。。。

既製品の額縁に入るのに、敢えてオーダー額。

お値段は既製品よりも少し割高になるけれど、
差上げるお相手に喜んで頂けるならばと・・

なんと言う優しいお気持ち。
なんと言う優しいお気持ち。

※大事な所なので2回言いました(笑

そんな優しいお客様が選ばれたのがコチラ⇩


ところでコチラ<色紙オーダー額>の大きさ。

皆さん一体どれ位の大きさだと思われます?


実はコチラ、超ミニサイズの色紙額なのです。

◆ 作品寸法:103㎜  × 103㎜
◇ 額縁寸法:150㎜  × 150㎜

めっちゃ小さいでしょ。

当店で制作したオーダー色紙額で過去一です。


ちなみに、

通常サイズの<色紙額>はコチラのサイズ⇩


上記、通常サイズの色紙額の内訳は、

◆ 色紙寸法:240㎜  × 270㎜
◇ 額縁寸法:360㎜  × 390㎜

になります。


勿論、

色紙額の品番等、製品により長短があります。
ですが通常色紙額は大体このサイズなのです。

その大きさを改めて比較してみたのがコチラ

         ⇩


皆さんどうでしょうか。

比べてみると大きさがかなり違いますよね。

通常サイズの色紙額が巨大な額に見えますね。


明日はもう1点の作品もご紹介します。
楽しみにしてお待ち下さいね。

それではまた明日。

★ 『ジャマイカ』のオーダーフレーム



★2024年10月5日

皆さんこんにちは。

予告から本日まで長らくお待たせ致しました。

今回の『本日の額装』は<ジャマイカ>です。

皆様は<ジャマイカ>で何を連想されますか?

わたくしの年代であれば、
ミュージシャンの ボブ・マーリー氏

ここ最近の有名人であれば、
陸上の ウサイン・ボルト選手

でしょうか。

そんな有名人を輩出している<ジャマイカ>
実は地図で見ると、本当に小さな国なのです。

カリブ海に位置する熱帯海洋性気候の島で、
北に<キューバ>東に<ドミニカ共和国>
があり、天然資源が豊富で自然豊かな国です。

そんなステキな<キューバ>に行かれたのが、
今回の額装を依頼されたお客様のお兄様です。


良く晴れたある日のお昼下がりの事。

お店に一人の男性のお客様が来店されました。

年の頃なら20代後半から30代前半の感じ。
服装もお洒落で人生を謳歌しているオーラ感。
言葉遣いも丁寧で礼儀正しく爽やかなのです。

そう、
まさに ナイス・ガイ のお客様だったのです。

お客様は来店後ぐるっと店内を一周なさって、
「これを入れる額縁が欲しいんですけど」
とお声掛けして下さいました。

最初、作品が折り畳んだ状態だったのですが、
テーブルの上でゆっくりと拡げてみると、

私「おっ、これは珍しいものをお持ちですね」
お客様「実はキューバの地図なんです」
お客様「そんなたいした物ではないんですよ」

お客様曰くコチラの地図は、
キューバの駅のホームに普通に置いてあり、
誰でも持って帰って良いものなんだとか。

お客様のお兄様がキューバから帰国された折、
コチラを何気に日本に持って帰られたとの事。

この地図をお客様がお兄様から譲り受けられ、
今回額装する為にお店に来て下さったのです。

コチラの地図のストーリーをお聞きした後、
お客様と一緒に一番良く合う額縁選びです。

実はコチラの地図、
かなりの横物で、横幅は猶に1メートル超。
既製品の額縁では900ミリが最大サイズ。

必然的にオーダー額という選択肢になり、
お好きなフレームを選んで頂く流れに。

私「何かご希望の色とかはございますか?」
お客様「ハイ、ブルー系に決めています」
お客様「できれば水色にしたいのですが」

そこで、
ブルー・水色系のオーダーフレーム候補を、
テーブルの上でいくつか並べてみる事に。






テーブルに並べて直ぐの事。

お客様「あっ、コレ良いですね」

と、言って手に取られたのがこちら

       ⇩ 




私「良い色のフレームを選ばれましたね」

お役様「太さも丁度良いし色もイイ」
お客様「気に入りました」
お客様「これに決めます」

私「もっと他のも見なくて大丈夫ですか」

お客様「元々水色の額が欲しかったので」
お客様「これで作って下さい」

早っ、

さすが男前、さすが ナイスガイ です。


そして、

ご注文から約一週間後に完成の旨ご連絡。


お受取りで初めてご覧になられた第一声。

お客様「イイ、すごく良い、気に入った」
お客様「地図の端のヤレた感じが ◎ 」
お客様「イメージ通りで大満足です」
お客様「ありがとうございました」

こちらこそ当店をご利用頂き感謝です。

お引渡しの際、
お客様は同伴のお連れ様とご一緒でした。

お連れ様も額装完成品をご覧になって、

お連れ様「カッコいいね」
お客様「帰ったら早速、店に飾ろう」

と、話されていました。

今回の額装にあたりお客様のご希望で、

① ボロボロの地図のヤレた感を出す
② その為に敢えてマットは使わない
③ 白の台紙の上に載せるだけで良い

の浮かし仕様で仕上げました。

敢えて『裏打ち』は行わずそのままに。
マットボードも使わず台紙のみを使用。
上記2点で大幅なコストカットを実現。

結果、大正解でしたね。

地図の端の痛み具合や各所変色具合、
それに折り目もイイ味出しています。

お話では飲食店を経営されているとの事。
きっとお店の雰囲気がグッと↑ますね。

今回、とっても気持ちの良いご縁でした。
お客様、本当にありがとうございました。

ありがとう、ナイス・ガイ!
ありがとう、ジャマイカ!!










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