素敵な作品をご紹介
▼
★2024年11月19日
皆様こんにちは。
今回ご紹介する作品はキース・へリングです。
個性的で独特の作風が全世界で大人気ですね。
明るくポップな作品は一見の価値ありですよ。
折しも地元名古屋の老舗デパート【松坂屋】
さんの松坂屋美術館で先週まで巡回展が ⇩
※2024.11.16(土)閉幕しました。
私も仕事と趣味を兼ねて行ってまいりました。
ちなみに、
松坂屋美術館【キース・ヘリング展】では、
展覧会オリジナルグッズが販売されていて、
作品がPKされたお菓子等が色々ありました。
私もデザイン入りブリキ缶のお菓子を購入。
しかし喜びも束の間、
帰宅後、可愛い甥っ子に取られました(笑
そんな中、ある日の夕方の事。
お店にカップルのお客様が来店されました。
男性の方は全身黒で纏めたカジュアルな感じ。
女性の方は上品ですごくチャーミングな感じ。
お二方とも非常にポジティブな印象でした。
お二方は来店後ぐるっと店内を一周なさって、
「これを入れる額縁が欲しいんですけど」
とお声掛けして下さいました。
そして、
テーブルの上にそっと置かれた作品は、
とても色鮮やかな キース・へリング。
私も初めて目にする作品でした。
今回の松坂屋巡回展で展示されていた作品⇩
こちらの作品は巡回展では白色のフレームに。
確か十文字作品の左端に展示されたいたかと。
会場で印象に残っていた作品のひとつでした。
後日談ではありますが・・・
今回お客様が持参の作品は他所で購入され、
巡回展で購入された作品では無いとのお話。
一体どこでお求めになられたのだろうか。
すごく羨ましく思いました。
勿論、キース・へリング大好きのお二方、
当然のごとく巡回展も行かれていました。
ご夫婦で同じ趣味を満喫されお幸せです。
話を元に戻しまして、
今回お客様の作品は全体的にブルーが基調。
作品は縦横が殆ど同じサイズで500ミリ。
このサイズぴったりの既製品ブルーが無く、
作品寸法に見合ったオーダーフレームです。
とてもセンスの良いお二方が選ばれたのは、
⇩
少し擦れた感じの風合いもありつつ、
どこかしらカントリー風でもあり。
オシャレ感が満載のフレームですね。
それもその筈、
お客様にはお伝え出来ませんでしたが、
実はなんとこのお洒落なフレーム、
【MADE IN ITALY】
なんです。
道理で洒落ていますよね。
フレームが決まった所で次はマットです。
こちらもお二人が相談して選ばれました。
⇩
こちらのマットボードカラーは群青色。
マットボードの厚みは一般的な2ミリ。
当方からのアドバイスを快く聞いて頂き、
窓枠に1本ラインを追加で入れました。
この1本ラインは、
【コンピューターマットカッター】
と言う工作機械でラインの溝を刻みます。
※通称:V字グルーブ加工とも呼びます
こちら1本ラインの他2本ラインも可能。
お値段はマット+数百円の追加で大丈夫。
少額でちょっとしたアクセントにもなり、
費用体効果抜群のオプションなのです。
みなさまも是非ご利用下さいね。
そしてお二人が選ばれた完成品がコチラ
⇩
お二人が相談され出来上がった作品。
皆様、如何でしょうか。
とっても素敵な作品になりましたよね。
お二人で作られたキース・へーリング。
世界で一つのオリジナルの額装品です。
ところで皆様お気付きになられました?
こちらの作品どこかで見たことが・・・
そうです。
1枚目に掲載した背景がレッドの写真。
あの巡回展で展示されていたデザイン。
それをモチーフにヴィトンとのコラボ?
詳細は判りませんが素敵なマッチング!
アンディーウォーホールを題材にされ、
色々多方面でコラボされていますよね。
それもこれも素材自体が良いからです。
後日、
額装品完成後のお受取りの際、
お二人には喜んで頂けました。
お客様、この度は有難う御座いました。
またの機会を心よりお待ちしています。
★ 2024年11月16日
みなさん こんにちは。
本日ご紹介する作品を持参された女性は、
愛知県内からお越しのM様(仮名)です。
ご来店の目的は壊れた額縁を新調する為。
新調したい額縁は今のと同じ額縁を希望。
額縁のフレームは白色で内側にゴールド。
非常に明確な条件を伝えて頂きました。
販売するお店側からすると助かります。
ご案内出来る商品をピンポイントで探し、
お客様に的確なアドバイス等も出来ます。
ちなみに、
M様に壊れた額縁の経緯をお伺いした所、
「子供が誤って額縁に当たってしまって」
「落ちた弾みで額縁が壊れガラスも・・」
「もうガラスは怖いので違うのにしたい」
との事でした。
M様持参の壊れた額縁をよくみてみると、
そこには私にとって大変懐かしい作品が。
その懐かしい作品は【いわさきちひろ】
当店でも過去に数多く販売した作品です。
勿論、今でもこちらの作品は大人気です。
【いわさきちひろ】さんの作風は独特で、
あどけない小さな少女を主に描かれます。
その可愛らしい表情に心癒されますよね。
そんな【いわさきちひろ】作品が計2点。
どちらも壊れた額縁と同じ額縁をご用意。
本日は前編と題し、1点目のご紹介です。
★ 2024年11月10日
みなさん こんにちは。
本日は大変珍しい額装品例のご紹介です。
今回お越し下さいましたお客様はF様。
F様は1枚の板を手にされていました。
F様は来店と同時に真直ぐ受付に来られ、
「この板を額縁に入れたいのですが」
と仰っしゃいました。
F様の許可を得て実際に板を見てみると、
重厚感ある外観よりかは軽く感じました。
また、
作品右下隅の位置には落款も押してあり、
かなり本格的な作品に感じられました。
板の材質につきましては、
重さと見た目から推察するに経験則で、
『焼杉』ではないかと判断致しました。
F様ご本人には作品の材質をお尋ねせず、
ご希望の額装形態のみをお尋ねしました。
F様のご希望は、
【シンプルで豪華な感じのフレーム】
との事でした。
今回の場合、
規格品の様な一般的な作品では無いので、
当然ジャストサイズの額縁はありません。
形状に合わせて制作する必要があります。
そこでF様には、
〔オーダーフレームコーナーサンプル〕
をご案内しました。
つい最近、
当店で制作販売し高い人気を博した、
オーダーフレーム品番○○○○○
をご案内したところ、
「凄く豪華に見えてコレいいですね」
と気に入って頂き即決となりました。
こちらのフレームはゴールドなのですが、
金ピカでは無く適度な光沢がある商品で、
見る角度によってその表情が変わります。
F様はシンプルな額をご希望でしたので、
油彩額で内側に使用するライナー(内枠)
は見た目を考え敢えて用いませんでした。
額装完成品、出来栄えは如何でしょうか。
作品(焼杉板)の色目とフレームの色目、
意外と相性良いのではないでしょうか。
近日中にF様のご親戚の集まりがあり、
その席でこちらを披露されるのだとか。
F様、楽しみですね。
ちなみに、
当店では1枚板に限らず額装出来ます。
色々と額装可能ですのでお尋ね下さい。
F様、
この度は当店をご贔屓頂き、
誠に有難う御座いました。
★ 2024年11月8日
みなさん こんにちは。
本日は『心が温かくなる絵』のご紹介です。
ご夫婦でお越し下さいましたお客様はU様。
今回U様のご依頼内容は、
◇スケッチブック用紙に描かれた絵の額装。
なんでもお身内の方が描かれた作品との事。
早速、額装を希望される作品を拝見した所、
被写体から滲み出る人間味、
そして溢れ出る豊かな表情、
全体を包込む優しい彩使い、
これぞまさに癒しの1枚です。
そしてこちらの作品を額装依頼されたU様、
作品同様に心豊かなお人柄のご夫婦でした。
額装にあたって一通りのアドバイスを終え、
次に作品のマットボード選びに進みました。
とても感性豊かな方々とお見受けしたので、
すべてお二人のセンスにお任せしました。
今回唯一U様ご夫婦から要望があったのは、
<オリジナルネームプレート>
の制作依頼です。
当店では<オリジナルネームプレート>を、
いろいろなパターンで製作しています。
ネームプレートの色や大きさは勿論の事、
日本語やローマ字に加え書体も選べます。
※詳細は【オーダー額】をご覧下さいね。
U様が選ばれたネームプレートは、
・プレート高は20ミリ
・プレート幅は70ミリ
・プレート本体はゴールド
・プレート文字はブラック
・プレート書体はBeautiful
・レイアウトは一行/大文字/小文字
仕様にされました。
最終的にU様が選択された額装完成品 ↓
みなさま如何でしょうか。
被写体はご家族なのかな。
とっても幸せそうな笑顔。
誰もがこんな家族関係憧れますよね。
描き手の淡い彩使いも画題にマッチ。
心温まる素敵な作品に出会えました。
U様、
この度はご来店、誠に有難う御座いました。
また次回の作品を楽しみに待っていますね。
★ 2024年11月5日
みなさん こんにちは。
本日は11月に入り初回の更新となります。
実店舗におけるお客様ご注文数が大変多く、
業務全般にわたり繁多を極めておりました。
額装関連業務の優先順位も勿論ありますが、
なるべく更新頻度を頻繁にしていきますね。
さて、
本日ご紹介する大変元気なお客様は、
東海市から自転車にてお越しのT様。
実はT様、
新聞に載る程人並み外れた健脚の持ち主で、
大体どこでも自転車で出掛けられるとの事。
華奢な外見からはとても想像が出来ません。
T様に伺ったお話では、
愛知県東海市から石川県金沢市兼六園まで、
数泊を掛けて自転車で往復されたのだとか。
すごくパワフルな女性のお客様なのです。
お見受けしたところ何事にも前向きで、
ポジティブを絵に描いた様な方でした。
そんなT様の今回のご依頼は、
■壊れてしまった立体裁縫画の額縁探し
です。
こちらの作品は、
今から数十年前にデパートで購入され、
お家で大切に飾っておられたのだとか。
T様がお若き頃の想い出が詰まった作品で、
もう一度どうしても復活させたいとの事。
ですが、
T様が持参された額装品は既に壊れており、
完全に修復するには難しい状態でした。
恐る恐る額装品を順番に外してみたところ、
幸運にも作品自体は傷一つ無く無事でした。
只、作品に付属している型枠の状態が酷く、
表面加工の布地が経年劣化で褪せた状態に。
そこで、
T様にご希望の額装条件をお聞きした所、
「布地が褪せた型枠はそのまま利用したい」
「作品が立体なのでガラスとの空間が必要」
「木の温もりが欲しいのでフレームは木製」
が概ねの条件でした。
いっぽう当店からT様にアドバイスとして、
「型枠の布地も張替えで新品になりますよ」
「張替えれすれば額縁全て新品になります」
「張替えてもさほど費用はかかりませんよ」
と、付け加えてお話をさせて頂きました。
結果T様のご希望で型枠布地はそのままに。
他の箇所は全て新調される事になりました。
今回のオーダー額で一番難しい制作箇所は、
作品と表面ガラスの空間造りに関してです。
この問題は額縁制作で頻繁に使われる手法、
額縁ウラ側にドロ足(木材を継ぎ足し)を
履かせて解決しました。
また額縁オモテ側は作品とガラスの中間に、
スペーサーと言う薄い木枠を貼付けて解決。
本来、
スペーサーは無塗装で木地そのままです。
今回、
サービスで布地と同色加工を施しました。
勿論、
ガラスはUVアクリルガラスにしています。
T様には当店のオーダー額サンプルから、
好みの木製フレームを選んで頂きました。
そして完成したT様専用額装品がコチラ ⇩
みなさま如何でしょうか。
T様が選ばれたフレーム凄く素敵ですよね。
従来の型枠をそのまま利用した表面の布地。
アンティーク調のフレームという事もあり、
特段擦れた部分の違和感は感じませんよね。
よく見れば判りますが遠目では判りません。
後日、
完成した額装品を受取りに来られたT様、
「とっても嬉しいです」
「すごく気に入りました」
「家に帰ってすぐ飾ります」
「本当に有難う御座いました」
と、大変喜んで頂けました。
T様に喜んで頂けて幸いです。
笑顔のT様をみられてよし次も頑張ろうと。
T様、
またいつでも自転車に乗って来て下さいね。
この度はご来店、誠に有難う御座いました。